空き巣の侵入手口を知って、侵入対策をしよう
空き巣の侵入手口
グラフをみてわかる通り、窓からの侵入が6割以上、そして手口の7割近くがガラス破りとなっています!
ガラス破りの手口としてはドライバーなどを使用して、なるべく音を立てない「こじ破り」や音を気にせずバールを使用しての「打ち破り」などがあります。
よく私達が修理で伺うのは「こじ破り」の手口です。
音はほとんどせず、鍵周辺を割ってしまうだけで簡単に鍵を開けることが出来てしまいます。
侵入されたのは、運が悪かったから?
泥棒はふらっと通りがかって、いきなり侵入するわけではありません。
事前に入れそうな場所を見つけ、家族のいない時間帯を調べる。
入念に下調べをしたうえで、犯行に及びます。
簡単に割れそうな窓ガラス、面格子のない窓、そして!なにより人目に付きづらい場所!
泥棒はそれをしっかり見ています。
時間をかせぐ
約7割の泥棒は、侵入に5分以上かかると諦めます!
泥棒は人に見られることを嫌います。
そして、グラフの通り、約6割は短時間で侵入を諦めます。
簡単な対策でもいいので、少しでも時間を稼ぐことが重要です。
ガラスで対策する!
「防犯ガラス」
セキュオ、ラミレックスBGなど
2枚のガラスの間に特殊な中間膜(PVB樹脂)を挟みこんだガラスです。
写真のように割ろうとしても中間膜が強力に接着していることで、ガラスが落下しません。
車のフロントガラスをイメージしていただくと、わかりやすいかと思います。
特殊中間膜の厚みを厚くすることで、侵入をさらに困難に!
30mil(0.76mm)、60mil(1.52mm)、90mil(2.28mm)と中間膜の厚みが選択できます。
効果の目安
30milではドライバーを使用したこじ破り
60milでは小型バールを使った打ち破り
90milではハンマーなどを利用しての凶暴な手口に有効です。
防犯ガラスに替えることで貫通が困難になり、時間を稼ぐことができます。
面格子で対策する!
面格子のメリットは視覚的防犯効果が期待できることです。
パッと見て、侵入が困難だとわかりますよね。
一般的な格子
壁や枠にビスや金物で固定します。
価格は安価でよく普及している商品です。
ただし、取付けビスがむき出しになっています。そのため、時間をかければ取り外すことが可能です。
また、このタイプの縦格子は少し強度が劣ります。
多少荒い手口の場合でも、時間をかせぎたい!
という場合は、ヒシクロス格子がお勧めです。
高強度面格子
一つ一つの形材が大きくなっています。
通常の面格子と比べ、大幅に強度が上がっています。凶暴な侵入手口にも有効となります。
また、取付け部分のビスを隠すことにより防犯性、意匠性ともに向上しています。
ビスを隠すカバー部分の固定ネジは通常の工具では締めるほうにしか回らない、特殊なネジとなっています。そのため、取付後に外すことは困難となり防犯性が向上します。
チェックポイント!
面格子を取付したからといって、100%侵入不可能になるわけではありません。
外出時には窓の鍵をしっかりかけましょう。
シャッター、雨戸で対策する!
面格子と同じく、視覚的防犯効果が期待できます。
サッシはそのまま、壁に新しく取付することが可能です。
また、防犯対策だけでなく台風対策としてもおすすめです。
リフォーム前
リフォーム後